月別アーカイブ: 2014年9月

近親者が危篤に陥ったら、まずどんなことをすればいいのでしょうか?

病院・自宅・外出先・旅行先での危篤など場所や状況に即した冷静な対応を心がけましょう。

○〈病院で危篤になった場合〉他の近親者や親しい方へ危篤の連絡は、病院名・病室番号を忘れずに伝えましょう。相手が遠方の場合は、病院までの交通手段や連絡先も説明してください。

○〈自宅で危篤になった場合〉すぐに主治医に連絡し、指示を仰ぐこと。夜間や休日の場合は救急病院に連絡。変死・突然死の恐れがある場合は、まず病院や警察に緊急通報します。なお、医師による「死亡の判定(確認)」があるまでは、家族といえども独断で体を動かすことはできません。

○〈外出先・旅行先〉出先から危篤の連絡を受けた場合、可能であれば家族でその場所まで駆けつけましょう。突然のことで気が動転するのはわかりますが、こうした時こそ冷静な対応が必要です。

納棺(のうかん)という儀式についての基礎知識

納棺は、故人に旅立ちの装い(死装束/しにしょうぞく)を施す葬儀前の大切な儀式です。
納棺は、通夜の前、遺族や親族が揃ったところで始まります。遺体を整え、旅立ちの衣装である「死装束」を着せ、棺に納めて通夜の祭壇に安置します。
通夜の前に家族がそろったところで遺体を納棺します。棺の底に白い布団を敷き、頭の部分に枕を置いて、その上に遺体を納めます。
燃えにくいものは棺に入れません。特に、眼鏡や指輪などの金属製の遺品は骨壷かお墓の中に入れて差し上げましょう。納棺が済んだら蓋をし、金襴(きんらん)などの覆いを掛けておきます。

通夜・葬儀を友人や知人、近隣への告知する際の注意点について。

以下の2点は親族へ「通夜・葬儀」を告知する際の注意点です。
特に隣近所などへの気遣いは忘れがちになりますのでしっかりと対応してくださいね。
(友人や知人)
告知する順は、親族・故人の友人や知人・職場や学校・団体の関係者など、それぞれの窓口となる「代表者」に連絡します。連絡を受けた「代表者」はそれぞれ関係者ある方々に配信するはずです。
(近隣)
自宅で通夜や葬儀を行う場合は、早めに地域の自治責任者に連絡をしましょう。また、霊柩車や参列者の出入りで騒がしくなることもありますので、近隣への配慮もお忘れなく。

自宅で臨終を迎えた場合、どうしたらいいのでしょうか?

まずは主治医に連絡をしましょう。医師より死亡判定を受けたら、その後の処置は死後の処置を行います。
訪問看護師が行うことが一般的ですが、葬祭業者に依頼することも可能です。なお、死後の処置には数万円ほどかかりますが、死亡後なので健康保険は使えません。どこにご依頼するにせよ、料金などの事前確認は必要です。