ぬるめのお湯を使って、遺体を洗い清めることを「湯潅」といいます。
「湯潅」は、納棺の前に遺族の希望により行います。以前は盥(たらい)などに入れてから湯を入れる「逆さ水(さかさみず)」で洗い清めましたが、現在では病院で死後の処置を行いますので、ほとんどしなくなりました。ただし希望すれば、専門の業者が浴槽を積み込んだ車で自宅を訪問し、湯潅のサービスを行っています。また、湯灌を終えた後「死化粧」を施し、遺族は美しくととのえた故人に納棺前の最後の別れをすることになります。
湯灌を希望されるご遺族はそれほど多くなく、「死化粧」のみで見送る場合が大半です。湯灌は大きな設備が必要ですので費用も安くはありません。事前に見積りを確認しておきましょう。
湯潅(ゆかん)とはどういうものでしょうか?
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