「枕勤め(まくらづとめ)」は、葬儀における最初の仏事で、安置したご遺体のそばで「枕経」を読む儀式を指します。
ご遺体を自宅や特定の安置場所へ搬送したら、北枕・枕飾り・守り刀(まもりがたな)・枕飯(まくらめし)・枕団子(まくらだんご)などを調えます。その後、宗教者(通夜僧)をお呼びし読経を頼みます。この一連の形式が枕勤めとなります。このときの読経を「枕経」と呼び、亡くなった者へ最初にきかせるお経ということになります。
宗派によって違いがありますが、近年は「通夜の読経」を枕経として行うことが多くなりました。経をとなえることで亡くなった者の霊を迷わせない、鎮める、故人と遺族が死の悲しみを共有するという本来の意味での「枕経」を省略する傾向にあります。
仏式での遺体安置の「枕勤め」について調べました。
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