仏式で行う遺体安置の儀礼や様式について知りましょう。

通夜を行う前、ご遺体は自宅や特定の場所で安置します。その際の儀礼や様式については以下のような事柄が挙げられます。
宗派によっては他にも決まった形がありますが、基本的にはつぎの4点の形式を備えています。

○守り刀(まもりがたな)
遺体の胸の上か枕元に置く小刀のこと。刃の光が魔を祓うとされ、さやから少し抜いて刃を見せるようにして置きます。

○逆さ屏風(さかさびょうぶ)
守り刀と同様に、悪霊が近づくのを防ぐため、逆さにした屏風を置きます。日常空間と遺体安置の空間を隔てるためといわれています。

○枕飯(まくらめし)
故人の魂を引き寄せておくためのよりしろといわれています。地域を問わず広く行われていますが、「浄土真宗」では行いません。

○枕団子(まくらだんご)
枕飯と同じ意味において供えます。地域や宗派により、団子の形状や数などが異なります。

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