市区町村役所の「戸籍係」に提出してください。
○提出先
〈死亡した人の本籍地〉、〈届出人の住所〉、〈死亡した場所〉、このいずれかの市区町村役所の戸籍係に提出します。
○提出時間
年中無休、24時間受付けてもらえます。
(その他の注意事項)
○死亡した場所の記載について
死亡届に記載する「死亡した場所」は一般には病院あるいは自宅となりますが、はっきりしないときは、死体が最初に発見されたところになります。交通機関の中で死亡したときは、死体をその交通機関から降ろした場所になります。
市区町村役所の「戸籍係」に提出してください。
○提出先
〈死亡した人の本籍地〉、〈届出人の住所〉、〈死亡した場所〉、このいずれかの市区町村役所の戸籍係に提出します。
○提出時間
年中無休、24時間受付けてもらえます。
(その他の注意事項)
○死亡した場所の記載について
死亡届に記載する「死亡した場所」は一般には病院あるいは自宅となりますが、はっきりしないときは、死体が最初に発見されたところになります。交通機関の中で死亡したときは、死体をその交通機関から降ろした場所になります。
死亡届は、同居の親族・同居していない親族・親族以外の同居人・家主・地主・建物の管理人などが「届出人」として提出することができます。
火葬許可証の申請は、上記の許可された届出人、また届出人の代理者でも交付が可能です。従ってほとんどの場合、火葬許可証の申請は葬儀の依頼を受けた葬儀業者が代行しています。その際は、届け出人の印鑑が必要です。
死亡届には個人情報を記載し、印鑑を代行者へ預けることにもなります。医師からの死亡診断書があれば、死亡届の記載や申請は難しいものではありませんし、また葬儀予算の節約にもなります。可能な限り遺族が申請したほうがよいでしょう。
死亡届の申請の際は、どこで火葬を行うかを確認したうえで行いましょう。
火葬許可証を交付してもらうには、「死亡届」の受理が必要です。
役所への死亡届が受理されたら、その場で死体火葬許可申請書に、故人の本籍地、住所、火葬の場所などを記入して申請を行い、火葬の際に必要な「死体火葬許可証」を受取ります。
この死体火葬許可証は火葬の際に火葬場に提出し、火葬が済んだら証明印をもらいます。納骨のときにまた必要となるので大切に保管しておきます。
火葬は、死亡後24時間以内はできないことになっていますが、法で定められた感染症を保持した遺体の場合は火葬が可能です
臨終後の手続きの中で、もっとも優先すべきは「死亡届」の提出です。
死亡届と死亡診断書は、セットで1枚の用紙になっています。事件性のあるものや事故によるものをの除いた「病死」や「老衰」による自然死の場合は、死亡を判定した医師によって死亡診断書が発行されます。
死亡届には、死亡診断書から死亡年月日・死亡の場所など必要事項を転記します。
死亡届は、国内で死亡した場合は死亡の事実を知った日から7日以内に提出しなければなりません。死亡届が受理されると、戸籍から除外されることになります。
死亡届が受理されないと「火葬許可証」が出ないので、早めに提出するようにしましょう。葬儀全般を葬祭業者に依頼した場合、死亡届けの提出は業者が行います。
国外で死亡した場合は、死亡の事実を知った日から3か月以内に提出しなければなりません。現地で発行した証明書(死亡証明書や火葬証明書)が必要です。
故人が年金受給者であった場合は、死亡届を受けて給付は連動して停止されますので、特別な手続きは不要です。
ほかに手続きが必要なものには、銀行預金の払い戻しと解約、株などの有価証券や不動産の名義変更があります。相続税との兼ね合いがありますので、専門家を交えて慎重に進めることが大切です。
遺体のまま搬送するなら、「荷物扱い」で輸送することになります。
ご遺体のまま搬送する場合は、その国の法律に則った必要書類をそろえ、航空会社から「航空荷物運送状」を発行してもらい、荷物扱いで輸送することとなります。
一般的な必要書類は、1)故人のパスポート、2)現地で発行の死亡証明書または死体検案書、3)日本大使館または領事館発行の証明書、4)遺体のエバーミング証明書、となります。
遺体は原則エバーミング処置が必要となります。これらのことは現地の葬祭業者に依頼し、さらに受け入れる日本の葬祭業者にも事前連絡を取っておく必要があります。
なお、現地で火葬し遺骨を持ち帰るなら、「死亡証明書」「火葬証明書」をもらい、帰国後3か月以内に死亡届を役所へ提出します。
以下は国内に限ります。
家族の一人が国内の旅行先で不測の事態に陥ったという連絡を受けたら、本人に近い親族のどなたか一人はすぐに現地に駆けつけるべきでしょう。
死去したとなれば、現地で医者による死亡確認の診断と診断に伴う「死亡診断書」「死亡届」を受け取ってください。
親族の希望があれば、日本国内どの地域であっても「火葬」はもちろん可能です。
現地で荼毘に付したい場合、死亡地の市区町村役所に「死亡届」と「火葬許可申請書」を提出し、「火葬許可書」を交付してもらいます。(火葬許可申請の書類は役所にあります。)
なお、死因が事故や災害、犯罪の恐れがある場合などは、司法解剖されることもあります。警察での検視を経て、警察医が発行する「死体検案書」が交付され、これによってはじめて「死亡届」を役所に提出することが可能となり、「火葬許可書」の交付となります。ただし、司法解剖に回されると死体検案書の交付まで長時間を要します。
いずれにせよ、火葬をスムースに進行させるには現地の葬儀会社と相談の上進めることが重要です。
すぐにやらなければならないことは、ご家族の一人が現地へ赴くことです。現地で本人確認を行い、医者から「死亡診断書」を受け取ります。その後、現地の葬祭業者と相談し、遺体の搬送などを決めることになります。
遺体のまま自宅まで運ぶときは、現地の葬祭業者に依頼し、寝台車で搬送するか、納棺して航空輸送の措置をとります。ストレッチャーが入る大きな車があれば、自家用車での搬送も可能ですが、「死亡診断書」の携行を忘れないでください。犯罪の嫌疑を受けてしまいかねません。
搬送の前に、遺体の損傷を防ぐためにドライアイスを処置しますが、この作業は、現地の葬祭業者に依頼してください。
家族や身近な人が病気や事故などで突然死したとき、どう対応しますか?
このような場面に遭遇することは滅多にあるものではありませんね。誰だって慌てるし、冷静に対処することなんてできるわけがありません。
そこで第一にしなければならないことは、「119番」です。
119番(緊急通報用電話番号といいます)で電話がつながったらまず状況を説明し、救急車の要請をするべきか担当者からの指示を受けましょう。基本的には救急車の出動があるはずです。現場で救急隊員によって死亡が確認されたら、警察へ連絡ということになります。
救急隊員の確認を待つまでもなく「死亡」が明らかな場合は、すぐに110番(警察)に連絡します。担当者からの指示に従います。その際、遺体には触れてはいけません。
死亡が確認されると、検察医による検視が必要となります。
結果が出ると、「死体検案書」が交付され、これによって「死亡届」を出すことができます。
事件性の恐れがあると判断された場合、遺体は司法解剖されることが多く、検視や解剖に長時間を要することになります。
(語句の説明/「検視」と「検死」)
検視… 医師が診断していない死体が発見されると警察に報告が届き、警察官は死体を調べます。これを「検視」といいます。
検死… 検視には医師が立ち会うことになっており、医師が死体を調べることを「検死」といいます。検死した医師が死亡の事実・原因を記したのが「死体検案書」です。
キリスト教式で行われる葬儀は、カソリック、プロテスタントを問わずをきわめてシンプルな様式です。それは仏教が考える死後の世界観と全く違うものであることに因ります。
キリスト教には死者の肉体や遺骨に霊魂が宿るという考え方はありません。映画やテレビで観ることがある欧米の葬儀は、墓標の前に人が集まり深く掘られた墓穴に死者を葬るシーンが一般的ですが、葬儀後の行事はといえば仏教のように親族が魂を弔う法要を行うこともなく、命日に親族がお墓に訪れることも習慣としてありません。
○安置の作法
キリスト教式では安置にとくに決まりはありません。神父や牧師に来てもらい、「納棺」の儀式を行います
○キリスト教の枕飾り
テーブルに白い布をかけ、燭台・生花・聖書を設置するのが一般的です。カトリックであれば、ロザリオと聖歌集を置き、手を組み合わせてロザリオを握らせます。プロテスタントなら、十字架と賛美歌集などを設置します。
なお、遺体を安置する際、故人の信仰によってそのやり方が大きく違います。葬儀社や宗教者に相談しながら進めることが肝要です。
「仏式」と「神式」ではご遺体を安置する際の様式に違いがありますので注意が必要です。
とくに神式の葬儀全般に知識のないご遺族は葬儀社や宗教者に相談しながら進めることが肝要です。
ここでは基本的な遺体安置の様式について記載しておきます。
○遺体は「北」か「部屋の上座」に向けて安置します。
遺体は殯室(ひんしつ/遺体を安置する部屋)に移し、頭を北か部屋の上座に向け、白布で顔を覆います。枕元には「枕屏風(まくらびょうぶ)」を配置し、遺体の前に小案(しょうあん/小さな机)、その上に守り刀(刃を遺体に向けないように)を置き、灯明をつけます。
○神式の枕飾り
神式では「枕飾り」をととのえることを「枕直しの儀」といいます。案(あん/白木八足の机か白い布で覆ったテーブル)を設け、その上に調理した食べ物「常餞(じょうせん)」、または洗米・塩・水など未調理の食べ物「生餞(せいせん)」を供えます。
「枕勤め(まくらづとめ)」は、葬儀における最初の仏事で、安置したご遺体のそばで「枕経」を読む儀式を指します。
ご遺体を自宅や特定の安置場所へ搬送したら、北枕・枕飾り・守り刀(まもりがたな)・枕飯(まくらめし)・枕団子(まくらだんご)などを調えます。その後、宗教者(通夜僧)をお呼びし読経を頼みます。この一連の形式が枕勤めとなります。このときの読経を「枕経」と呼び、亡くなった者へ最初にきかせるお経ということになります。
宗派によって違いがありますが、近年は「通夜の読経」を枕経として行うことが多くなりました。経をとなえることで亡くなった者の霊を迷わせない、鎮める、故人と遺族が死の悲しみを共有するという本来の意味での「枕経」を省略する傾向にあります。
通夜を行う前、ご遺体は自宅や特定の場所で安置します。その際の儀礼や様式については以下のような事柄が挙げられます。
宗派によっては他にも決まった形がありますが、基本的にはつぎの4点の形式を備えています。
○守り刀(まもりがたな)
遺体の胸の上か枕元に置く小刀のこと。刃の光が魔を祓うとされ、さやから少し抜いて刃を見せるようにして置きます。
○逆さ屏風(さかさびょうぶ)
守り刀と同様に、悪霊が近づくのを防ぐため、逆さにした屏風を置きます。日常空間と遺体安置の空間を隔てるためといわれています。
○枕飯(まくらめし)
故人の魂を引き寄せておくためのよりしろといわれています。地域を問わず広く行われていますが、「浄土真宗」では行いません。
○枕団子(まくらだんご)
枕飯と同じ意味において供えます。地域や宗派により、団子の形状や数などが異なります。
遺体を安置する際、故人の信仰によってそのやり方が大きく違います。葬儀社や宗教者に相談しながら進めることが肝要です。以下にどの宗派でも通じる基本的な約束事を記載しておきます。
○遺体は北枕に安置すること
遺体は北枕にして安置します。地域や宗派によっては、遺体の枕元や胸の上に魔よけとしてさやから少し抜いた短刀を置いたり、枕元に逆さ屏風を置いたりする場合もあります。
○仏式の枕飾り
枕元に白木の台を置き、香炉や燭台、花立て、しきみ、手向け花を一輪供えます。さらに、枕団子、枕飯を供えます。
○その他の習慣
忌明け(きあけ)までは仏壇を閉じ(浄土真宗は除く)、神棚は半紙で封印するという習慣もあります。
直接斎場へ搬送するケースが増えていますが、自宅へ連れて帰り安置することが本来のあり方です。
遺体が自宅へ戻ったらすぐには納棺せず、しばらくは布団に安置します。安置するにはベッドより布団がいいでしょう。布団に新しいシーツを使用して遺体を寝かせます。その後枕飾りを整えてください。
遺体の安置や枕飾りは宗教によって違います。
仏式の場合、遺体の頭を北の方角に向ける「北枕(きたまくら)」にします。部屋の状況や、また地域によっては「西」に頭を向けることもあります。
遺体を安置する際、故人の信仰によってそのやり方が大きく違います。葬儀社や宗教者に相談しながら進めることが肝要です。
ぬるめのお湯を使って、遺体を洗い清めることを「湯潅」といいます。
「湯潅」は、納棺の前に遺族の希望により行います。以前は盥(たらい)などに入れてから湯を入れる「逆さ水(さかさみず)」で洗い清めましたが、現在では病院で死後の処置を行いますので、ほとんどしなくなりました。ただし希望すれば、専門の業者が浴槽を積み込んだ車で自宅を訪問し、湯潅のサービスを行っています。また、湯灌を終えた後「死化粧」を施し、遺族は美しくととのえた故人に納棺前の最後の別れをすることになります。
湯灌を希望されるご遺族はそれほど多くなく、「死化粧」のみで見送る場合が大半です。湯灌は大きな設備が必要ですので費用も安くはありません。事前に見積りを確認しておきましょう。
キリスト教には仏式とは違う特有の臨終の儀式があります。
○〈カトリック〉
危篤に陥った際には、神父(司祭)を呼びます。本人の意識があれば、罪を告白し、赦し(ゆるし)を願う祈りを唱え、赦しの秘蹟(ひせき)を与えます。次に、本人の額に聖油を塗って聖体を授ける「病者の塗油(びょうしゃのとゆ)」の儀式を行います。
○〈プロテスタント〉
危篤に陥った際には、牧師を呼び、パンとぶどう酒(キリストの体と血を意味する)を与える「正餐式(せいさんしき)」を行います。臨終後も、遺体の傍らで聖書の言葉による支えと神の導きを祈ります。
病院・自宅・外出先・旅行先での危篤など場所や状況に即した冷静な対応を心がけましょう。
○〈病院で危篤になった場合〉他の近親者や親しい方へ危篤の連絡は、病院名・病室番号を忘れずに伝えましょう。相手が遠方の場合は、病院までの交通手段や連絡先も説明してください。
○〈自宅で危篤になった場合〉すぐに主治医に連絡し、指示を仰ぐこと。夜間や休日の場合は救急病院に連絡。変死・突然死の恐れがある場合は、まず病院や警察に緊急通報します。なお、医師による「死亡の判定(確認)」があるまでは、家族といえども独断で体を動かすことはできません。
○〈外出先・旅行先〉出先から危篤の連絡を受けた場合、可能であれば家族でその場所まで駆けつけましょう。突然のことで気が動転するのはわかりますが、こうした時こそ冷静な対応が必要です。
納棺は、故人に旅立ちの装い(死装束/しにしょうぞく)を施す葬儀前の大切な儀式です。
納棺は、通夜の前、遺族や親族が揃ったところで始まります。遺体を整え、旅立ちの衣装である「死装束」を着せ、棺に納めて通夜の祭壇に安置します。
通夜の前に家族がそろったところで遺体を納棺します。棺の底に白い布団を敷き、頭の部分に枕を置いて、その上に遺体を納めます。
燃えにくいものは棺に入れません。特に、眼鏡や指輪などの金属製の遺品は骨壷かお墓の中に入れて差し上げましょう。納棺が済んだら蓋をし、金襴(きんらん)などの覆いを掛けておきます。
以下の2点は親族へ「通夜・葬儀」を告知する際の注意点です。
特に隣近所などへの気遣いは忘れがちになりますのでしっかりと対応してくださいね。
(友人や知人)
告知する順は、親族・故人の友人や知人・職場や学校・団体の関係者など、それぞれの窓口となる「代表者」に連絡します。連絡を受けた「代表者」はそれぞれ関係者ある方々に配信するはずです。
(近隣)
自宅で通夜や葬儀を行う場合は、早めに地域の自治責任者に連絡をしましょう。また、霊柩車や参列者の出入りで騒がしくなることもありますので、近隣への配慮もお忘れなく。
まずは主治医に連絡をしましょう。医師より死亡判定を受けたら、その後の処置は死後の処置を行います。
訪問看護師が行うことが一般的ですが、葬祭業者に依頼することも可能です。なお、死後の処置には数万円ほどかかりますが、死亡後なので健康保険は使えません。どこにご依頼するにせよ、料金などの事前確認は必要です。