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「喪主」と「施主」はどのように違うのでしょうか?

 「喪主」とは祭祀の主催者であり、「施主」は葬儀の金銭的な負担や運営の責任を負う人を指します。一般的には、喪主と施主は同じ人物となります。
 ただし、故人の配偶者が高齢のときは、配偶者が喪主となり、子供が施主となることがあります。配偶者がおらず、さらに子供が未成年の際は、親族から「後見人」を立てて、施主とします。

故人が未婚者であった場合の「喪主」の決め方

 生涯独身者が年を追う毎に増加していますね。YOMIURI ONLINE 深読みチャネル( 2018年7月11日)のなかで『迫る「超ソロ社会」…ひとりで死ぬのは宿命か?』は増加の現状を次のように伝えています。

 ー2015年の国勢調査によると、生涯未婚率(50歳まで一度も結婚したことがない人の割合)は男性が約23%、女性は約14%に上昇した。これが35年にはそれぞれ約29%、約19%に伸びると予測されている(15年度版厚生労働白書)」、さらに続いて「さらに衝撃的だったのは、国立社会保障・人口問題研究所が12年に公表した「配偶関係別人口推計」である。この推計では、35年には15歳以上の全人口の半数近い約4,800万人が独身者となり、65歳以上の高齢者人口(約3,740万人)を上回るというのだ。

 故人が未婚者である事例もまた今後増えていくことが予想されます。
 では故人が未婚者であった場合、「喪主」はどのように決めるのでしょうか? その際、親等の順で決めることが一般的です。未婚の方がお亡くなられた場合は、親、または成人した兄弟姉妹が務めます。いない場合は、叔父・叔母・従兄弟となります。
 血縁者がいない場合は、友人が務め、この場合は「友人代表」とするのが一般的です。