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葬儀社へ「遺体搬送」だけを依頼したいのですが、可能でしょうか?

もちろん可能です。希望や条件は、依頼前に正確に伝えましょう。
遺族が霊安室に待機していると、病院提携の葬儀社がアプローチしてきます。すでに依頼の葬儀社が決まっていれば断り、遺体の搬送のみを依頼したい場合は、その依頼内容をはっきり伝えましょう。
病院の霊安室で保管できる時間は2〜3時間です。自宅などへ安置した後、葬儀社のあてがない場合は搬送後に数社の葬儀社から希望内容の葬儀見積りをもらい、比較・検討することもできます。
肝心なのはあわてて葬儀社を決めず、冷静になって依頼先を決めることです。

遺体搬送を依頼する際の注意点は?

葬儀社へは、ご遺体をどこへ搬送するのかを決めたあとに連絡するようにしましょう。その際、葬儀社には遺族の希望や条件を正確に伝えることが肝心です。慌ただしくて葬儀社が決められない場合は、病院提携の葬儀社に「搬送だけを依頼」する方が無難です。
この時大切なことは、搬送先の環境を伝えることです。搬送先がマンションやアパートの場合、エレベータの有無や広さが問題となります。エレベータが狭くて使えない、ご遺体を寝かせたまま曲がることができないなど、安置場所まで運べないケースも起きます。
また、自宅や思い出の場所など搬送経路を希望する場合は、事前に搬送業者に申し出ておきましょう。さほど遠方でなければ、希望はかなえられることが多いはずです。ただし料金は追加となります。

ご遺体を自宅には安置できないので、斎場まで直接搬送できますか?

 斎場が決まっている場合は問題ありませんが、まだの場合はどのような葬儀をどの斎場(ホール)で行うのかを決めなくてはなりません。
最近は、自宅に安置するにはスペースがないということで、ご遺体を自宅へ連れて帰らず、そのまま葬儀を行う斎場あるいは葬儀社のホールに搬送するケースが多く見られます。なお葬儀を行う斎場が決まっていない場合は、葬儀社に相談して斎場を手配してもらうという段取りになります。なお、ご遺体を安置する設備をすべての斎場が備えているわけではありませんのでご注意ください。
 また、葬儀を行なわない直葬を選択する場合は、火葬場まで直接搬送ということになります。この場合、火葬場に安置する施設があることが前提となります。搬送を依頼する葬儀社へは依頼前に正確に遺族の希望・条件を伝えておくことが必要です。
 また自宅へ連れて帰ることができない遺族へのサービスとして、ご遺体を安置できる施設を持った葬儀社も最近増えつつあります。

病院で亡くなった場合、遺体を自宅まで搬送したいのですがどうすればいいのでしょうか?

 まず知っておいていただきたいことの第一は、病院からは2〜3時間で退去しなければならない、ということ。したがって、事前に決めた葬儀社、または医療機関提携の葬儀社に依頼し、ご遺体の搬送を行うことになります。
 医師や看護師による臨終後の処置が終わると、遺体はストレッチャーなどで病院内の霊安室まで移動させられ、安置されます。この時点から、ご遺体は病院から離れることになります。遺族は自分の手で搬送などの手配をしなければなりません。遺族は搬送先について話し合いましょう。病院提携の葬儀社から様々な勧誘がありますが、安易に決めてしまわずに冷静な対処が必要です。搬送先によって葬儀社の手配の仕方が違ってくるからです。
 とにかく落ち着くまで自宅へ連れて帰るという場合や、この時点で葬儀プランを決められない場合は、葬儀社へは「遺体の搬送のみを依頼する」ようにしましょう。搬送後、親族の間でよく話し合い、改めて葬儀業者を選ぶようしたほうが無難です。

遺体を搬送する際の一般的な流れはどうなりますか?

臨終後の処置が終わったら、ご遺体搬送の手配を行います。
ご遺体搬送の手配は、葬儀への準備とつながります。葬儀社への依頼は、遺族間でよく話し合って手配を行いましょう。
葬儀の方法がまとまらない場合は、とりあえず自宅まで連れて帰るだけの「遺体搬送」のみの依頼でもかまいません。

一般的な遺体搬送の流れ
(1)遺体の搬送先の決定
(2)遺体搬送の依頼
   事前に決めた葬儀社か、医療機関提携の葬儀社に依頼する。
(3)搬送先の準備
   自宅の場合は受け入れの準備が必要です。斎場であれば準備は不要となります。
(4)遺体の搬送
(5)遺体の安置
   故人の信仰によって安置の仕方が違ってきます。